釧路こうわクリニック

内科・循環器内科・糖尿病内科・老年精神科・各種診察
〒088-0623 北海道釧路郡釧路町光和2丁目22番地

糖尿病

症状のないうちに進む、全身の血管を傷つける病気

糖尿病は血糖(ブドウ糖)の値が慢性的に高くなる病気です。
初期には自覚症状がほとんどなく、知らないうちに
目・腎臓・神経などの血管が少しずつ傷ついていきます。
進行すると、失明や腎不全による透析、足の切断などに至ることもある 「万病のもと」といわれる病気です。
釧路こうわクリニックでは、血糖値を下げることだけを目的にせず、合併症の発症と進行を防ぐ治療を重視しています。
生活に合わせた無理のない治療計画で、患者様一人ひとりを長期的にサポートします。

糖尿病の診断基準

糖尿病の診断基準

検査項目 基準値 判定条件
空腹時血糖値 126mg/dL以上 早朝空腹時採血で測定
75g OGTT(2時間値) 200mg/dL以上 糖負荷試験後の値
随時血糖 200mg/dL以上 時間を問わず採血で確認
HbA1c 6.5%以上 過去1〜2か月の平均血糖を反映

HbA1cは直前の食事の影響を受けず、採血1~2か月前後の血糖コントロールを示す重要な指標です。

糖尿病の三大合併症

合併症 主な症状・リスク
網膜症(目) 視力低下〜失明。成人失明の主要原因。
腎症(腎臓) 腎不全・透析導入の最大原因。
神経障害(神経) 手足のしびれ・感覚鈍麻・壊疽のリスク。

さらに、高血糖は動脈硬化を加速し、心筋梗塞・脳梗塞・足の血流障害にもつながります。

治療の三本柱

  1. 食事療法

    • エネルギー制限と栄養バランスを重視
    • 「ベジファースト」で血糖上昇をゆるやかに
  2. 運動療法

    • 食後運動が特に効果的
    • 小腸コレステロール吸収阻害薬:吸収をブロック。
  3. 薬物療法

    生活習慣の改善で不十分な場合に導入。
    近年は、血糖値を下げるだけでなく「心臓・腎臓を守る薬」が主流です。

    主な薬剤

    • メトホルミン:基本薬。体重増加しにくく心血管リスク低下にも。
    • SGLT2阻害薬:尿から糖を出し、腎・心を守る。体重減少効果も。
    • GLP-1受容体作動薬/GIP併用製剤:食欲抑制・体重減少に優れ、心血管保護効果あり。
    • インスリン療法:必要に応じて導入。当院では持続血糖モニタリングで安全に管理。

当院の特徴

合併症を防ぐトータルケア
  • 眼底検査・尿検査・足のチェックを定期的に実施
  • 眼科や腎臓内科と密に連携
フリースタイルリブレ導入(持続血糖測定)インスリン使用患者様用
  • 腕に貼るセンサーで24時間血糖の動きを「見える化」。
  • 痛みが少なく、食事・運動・夜間の変動を正確に把握できます。
  • データをもとに、インスリン量の調整や生活指導を行います。

※自費(選定療養)で購入することもできます。
血糖の変動が気になる方は、「フリースタイルリブレ」で血糖を連続的にモニタリングすることも可能です。

チーム医療で支える糖尿病管理
医師・看護師が連携し、「食事・運動・足のケア」まで一体的にサポートします。

医師からの
コメント

糖尿病は“数字の病気”ではなく、“血管の病気”です。
血糖を下げるだけでなく、“血管を守る治療”を続けることが何より大切です。
当院では、患者様が『食べる・動く・楽しむ』日常を失わずに、長く健康でいられるようにサポートしています。
インスリン使用患者様には保険診療にてフリースタイルリブレなどの新しい技術も取り入れながら、一緒に“血糖の見える化”を進めていきましょう。